×毛穴と皮脂の切っても切れない関係とは?

毛穴と皮脂、どちらも世代を問わず女性の肌の悩みについてまわるネガティブ要素と思われがちです。

毛穴レスの美肌に憧れる女性にとって、開いた毛穴や黒ずみ・角栓など毛穴の悩みは美肌の大いなる妨げでしかありませんよね!?

さらに、皮脂で顔がテカってしまうのは何だか恥ずかしいし、皮脂がニキビや角栓の原因と決めつけていました。

私も若い頃は少しでも皮脂で顔がテカると、それが気になって気になって…常に持ち歩いていた脂とり紙を使っていたものです。

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© Маникюр ру

でも、本当に毛穴と皮脂は、どちらもネガティブな存在なのでしょうか?

今回は、毛穴と皮脂の切ってもキレない関係について、掘り下げてみたいと思います。


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毛穴と皮脂について

皮脂は真皮層に存在する皮脂腺で作られ、毛穴から肌の表面に排出されています。

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※画像はスキンケア大学からお借りしました

排出された皮脂は弱酸性で、汗と混じり合うことで「皮脂膜」という薄いベールのような膜を作り出します。

この皮脂膜は「天然のクリーム」のような働きをしています。
角質層のバリア機能を高め肌表面の水分蒸発を防ぐことで、肌のなめらかさやうるおいを保つための大切な役割を担っているのです。

他にも、ホコリや雑菌などのさまざまな刺激が皮膚に侵入するのを防ぐ保護作用や、毛穴や体内の有害物質(老廃物)を体外へ排出するデトックス作用、さらに皮脂にはオレイン酸やリノール酸が含まれているため、お肌の殺菌効果もあるんです。

また、皮脂が排出される皮脂腺は毛穴と同じ場所に存在していますが、皮脂腺には毛穴とつながり存在するものと、毛穴とは無関係に独立して存在するものがあるそうです。

たとえば、皮膚から直接皮脂を分泌する独立型の皮脂腺は、唇や粘膜、まぶたなど毛の生えない部分に存在しています。

それに対し、毛穴とつながっている皮脂腺は、顔や頭、足裏や手のひらを除く手足に存在するほか、胸元や背中など身体の中心部分にも多く存在しています。

とくに、顔のTゾーン(おでこ・鼻・あご)は、お手入れを怠るとざらつきやすくなりますが、これは皮脂が多く分泌されているためなんです。


皮脂トラブルで引き起こされる毛穴の悩みとは?

皮脂は、幼少期には分泌量が少ないのですが、成長とともに分泌量が増え、思春期を迎える頃にはピークに達します。

成人した普通肌タイプの女性の場合、1日当たり約1~2gの皮脂を排出しているそうです。

しかし、皮脂は20代から分泌量が少しずつ減少し、高齢期を迎える頃にはさらに減少します。50代にもなると皮脂の分泌量は20代の頃に比べ半分程度にまで減少してしまうと言われています。

そうは言っても、肌質は人それぞれなので、もちろん一概には言えません。 同世代の場合でも、脂っこい食事を好む人の方が皮脂の分泌量が多いそうですよ。

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※額における皮脂のワックスエステルの分泌量の加齢変化
美容皮膚科学 改訂2版より引用

さて、適度な皮脂がバリア機能を担っているのであれば、皮脂は毛穴レスな美肌に必要不可欠と言えます。

これを大前提とすれば、その皮脂が過剰に分泌されても、皮脂が極度に少なくても、肌トラブルを引き起こしやすいことは容易に想像できますよね?

では、具体的にどのような毛穴トラブルを引き起こすのでしょうか?

まず、皮脂の分泌量が少ない場合、肌はうるおい不足による乾燥が起こり、ハリや弾力が低下することで、毛穴の開きなど毛穴が目立やすくなります。

これに対し、皮脂の分泌量が多い場合、皮膚がべたつくことで汚れや雑菌がつきやすくなり、テカリやざらつきなどの悩みが起こりやすくなります。

そのまま放っておくと、毛穴が詰まりやすくなるため、目詰まり毛穴や黒ずみ、たるみ毛穴、にきびなどの原因となってしまうこともあるのです。

また、皮脂が過剰に分泌される理由のひとつに乾燥があげられます。 皮脂が少なくて肌が乾燥してしまう半面、乾燥が進んでしまうと今度はその乾燥を補うために皮脂が過剰に分泌されてしまうのです。肌内部は潤い不足なのに、肌表面に目立った乾燥を感じにくいインナードライ肌の典型と言えます。

さらに、毛穴が目詰まりを起こした結果、皮脂の分泌量が下がることもありえます。正常な皮脂分泌を妨げられることで毛穴内はカオス状態に!?雑菌の繁殖やニキビなど炎症を繰り返すことでニキビ跡やシミの原因にもつながるのです。


毛穴のための皮脂ケア

皮脂トラブルによる毛穴悩みを予防・改善するためには、正しいお手入れが大切。

皮脂の分泌量は、乾燥肌・普通肌・オイリー肌などの肌タイプを選ぶときに役立ちますが、同様にスキンケア選びにも役立つんですよ。肌質に合わせたスキンケア化粧品を選ぶことがポイントです。

化粧品イメージ1

お手入れ方法としては、クレンジングや洗顔料で素肌を清潔にし、洗顔後は保湿ケアをするのが基本の流れです。

おすすめのスペシャルケアは、ホットタオルで毛穴を十分開かせてから洗顔すること!目詰まり毛穴や黒ずみ毛穴を改善、皮脂の分泌をスムーズにすることで、毛穴トラブルの予防にもなります。

私個人としては、毛穴と皮脂の基本ケアは日々の洗顔が一番大事だと考えています。 洗顔料選びや正しい洗顔方法で毛穴と皮脂のバランスの良い関係を作る直接的な手助けができるからです。

スキンケアでは、それぞれ肌タイプや悩みに合わせて有効な化粧品を選ぶと良いと思います。

たとえば、乾燥による毛穴開きの予防には、うるおいを補う効果のある美容液やクリーム!また、皮脂過多な場合は、過剰な皮脂分泌を抑制するビタミンCが配合されている美容液!といった感じです。

季節に合わせた毛穴と皮脂ケア

季節によって皮脂バランスが異なる場合もあります。特に気をつけたいのが、春から夏にかけての温かい季節です。

湿度や気温が高くなることで毛穴が開きやすくなり、皮脂の分泌量も増えると感じる人が多い春夏の季節には、黒ずみ毛穴、毛穴開き、テカリ、ニキビといった肌悩みが起こりやすくなるのが特徴です。

夏になると収れん化粧水など毛穴を引き締める効果のある化粧水の売上が伸びるそうです。

ですが、私個人としては30代以降の年齢肌には向いていないと思います。

その理由は、皮脂の過剰分泌の原因が乾燥である場合が多い点、また収れん効果を発揮する成分としてエタノールやプロピレングリコールなどのアルコール性溶剤が配合されている点、さらに中にはハマメリスエキスなどのタンパク質変成作用をもつ収れん剤などが配合されている点です。

確かに一時的に毛穴を引き締めキメを整える作用がありますが、敏感肌に偏りがちな年齢肌には刺激が強すぎると思います。

ちなみに、毛穴は冷水で引き締める、というのも30分程度の一時的なものです。これらは肌への刺激となります。

夏の毛穴開きの対処法は化粧水をたっぷり与える保湿ケアと皮脂の分泌を抑制するビタミンC美容液が一番効果的だと経験上考えています。

スキンケア イメージ6

それに対して、気温が低下していく秋冬は、乾燥により肌の新陳代謝が低下するので、角質が肥厚しやすく肌がごわつきやすいため、毛穴目立ち、毛穴詰まり、毛穴開きといった肌悩みが起こりやすくなるのが特徴です。

この時期はできるだけ皮脂を取りすぎない洗顔を心掛け、保湿ケアに重点をおくと良いと思います。

季節に合わせて、保湿ケアのアイテム、特にクリームを濃厚なタイプに切り替えてみると良いかもしれません。

過剰なケアから卒業しませんか?

毛穴ケアであれ皮脂ケアであれ、過剰なケアは肌への負担となります。間違ったお手入れ方法では、悩みをさらに悪化させてしまうこともあるのです。

例えば、小鼻の角栓や汚れを取り除く毛穴パック。 鼻パックをした後は毛穴の汚れもスッキリし、手触りもつるんとして気持ちがいいものです。ですが、使い方を誤れば角質を傷つけ、逆に皮脂の分泌を促してしまったり、毛穴を目立たせてしまうことがあります。

毛穴パック

また、皮脂が気になるあまり脱脂力の高い洗顔料を使ったり、洗いすぎてしまったり、脂とり紙を多用してしまったり、皮脂を取りすぎてしまう傾向が高い人は要注意です。

皮脂腺にはある一定量の皮脂が蓄えられているのですが、これを取りすぎてしまうと少なくなったタンクを埋めるために過剰に皮脂が生産され、より多く分泌されてしまうこともあるのです。

乾燥肌の場合、皮脂を取りすぎることにより皮脂膜の形成がうまくできなくなり、うるおい不足による、毛穴開きが起こってしまうこともあります。

何事もやりすぎは禁物!ということです。

スペシャルケアとして1ヶ月に数回毛穴ケアや皮脂ケアを行うのは良いとしても、日常的に行っていては肌に負担をかけてしまいます。

正しい洗顔を心掛け、皮脂を取りすぎないことで、いつも肌に皮脂膜が形成されるようになれば、おのずと肌は皮脂バランスを保つようになります。

毛穴と皮脂は切っても切れない関係、皮脂バランスを保つことで多くの毛穴トラブルを防ぐことができます。

さらに、皮脂バランスが改善されれば、肌のバリア機能も向上!角質層を守り育てることができるので、毛穴レスな美肌に手が届くのも時間の問題です♪



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